追悼  建築家、大岩剛一先生と「わらの家」

 

ストローベイルという直方体に圧縮したわら(藁)のブロックがあります。

このブロックを積んで厚い壁をつくり、その上から土を塗った建築がストローベイルハウス、

通称「わらの家」です。

近年世界各地で広がっているエコロジカルな建築方式ですが、大岩剛一先生はこの20年間、

その研究と国内での普及に取り組んでこられました。

 

物質の豊かさを追い求める住の物語から、大地とつながる新しい住の物語へ。

家つくりを通して人と人、人と自然、人と地域の生き生きとしたつながりを取り戻せたら。

 

こうした大岩先生のご活動に、私も設計者として近年一緒に取り組ませて頂きました。

 

素材としてのおもしろさに興味を持ち、はじめて先生のところに伺ったとき「簡単には

わからないよ」とジャブをうけましたが、あれから9年、今はボディーブローのように

じわじわと、ゆっくり、「わらの家」の魅力を噛みしめています。

プロジェクトを進めるなかでの様々な方々との出会いとあたたかな交流、素材のふるさと

を知り出会い直す旅、ひとつの建築をつくることを通して知る多くの多彩な経験。

これまでの私では知ることができなかったでしょう。私の世界は広がりました。

 

「家とは何か、人間の住まいはどうあるべきか」という問いは建築をつくるものにとって

根源的なテーマですが、大岩先生はこう話しておられました。

「わらの家」は、滅び、再生し、循環する命の豊かさの物語だと。

 

「わらの家」はどんな人にとっても、また、人だけでなくこの世に生を受けた生き物すべて

にとって、たんなる家ではなく家そのもの、永遠の家なのかもしれません。

 

大岩剛一先生のこれまでのご活動に心から敬意を表し、ご冥福をお祈りいたします。

アトリエ樅 水野和子

建築家 大岩剛一先生は2019年4月28日に永眠されました。

これまで一緒にさせて頂いた仕事の中から、

ストローベイルワークショップでのインタビュー動画を、

大岩先生を偲びアップさせていただきます。

https://youtu.be/snehtlV3gnE   横浜戸塚「善了寺」本堂建築のインタビュー

2019.5.8

お知らせ

昨年竣工しましたGROWING HOUSE を紹介する小冊子ができました。

ご希望の方はお問合せください。

本年もどうぞよろしくお願いします。

2019.1

GROWING HOUSE

竣工写真撮影をしました。近日詳細アップ予定です。

お住まいになってからの写真も撮影させて頂けることになり、楽しみです!

2018.5

GROWING HOUSE のオープンハウスを開催しました

先日、かねてより設計監理しておりました住宅が完成し、お施主様のご厚意によりオープンハウスを開催いたしました。

木軸グリッドとJパネル(国産杉CLT)を主構造とした2階建ての住宅です。

部屋や吹抜けを、家族の成長とともにオープンにしたり区切ったりと、家も成長できるようにデザインしたすまいです。

急なお知らせのなか当日は多くの方々に足をお運び頂きまして、皆様ありがとうございました。

2018.5

GROWING HOUSEでは間仕切り壁(非構造)に有孔シナ合板を使っています。この穴を利用して壁にディスプレイが簡単にできます。今回は部屋ごとに色を変えグリーンとブルーにペイントしています。

2018.5

建て方

現在建築中のGROWING HOUSEです。

今回は、すまいの主構造となる外壁、床、屋根をこのJパネルで構成していきます。

写真はJパネル落とし込み壁、施工中の様子です。

Jパネルとは国産材CLTで、無垢材でありながら合板のような安定強度を兼ね備えた材料です。

2018.2

産地とのつながり

ちいさな木のすまいでは外壁や床・天井に三重県の熊野杉を使用しています。

昨年の春、建て主、設計者、施工者そろって木材の見学に産地熊野を訪れました。

先日、今度は熊野から野地木材さんが完成した建物を見学に来てくださり、すまいつくりを通して改めて色々な方々とのつながりを感じるひと時でした。

ノジモクブログに紹介されています。

2018.01

1/3

Please reload

 

© 2012 Atelier MoMi